今回は「 HARIO スイッチドリッパー 」の特徴やオススメの使い方をご紹介します。
抽出検証したひと:藤原和香奈
主に輸出入に関わる業務を担当。
元バリスタで、2025年のJBrC予選出場の実績もあり、コーヒーの抽出が大好き。大好きを飛び越えて、抽出検証を始めるともう止まらない。
大会での経験からも、ベストな1杯を作り上げるためには、焙煎や、生豆、さらには流通の過程や生産者の背景までを理解することが大切だと思い、海ノ向こうコーヒーに入社した。

「 HARIO スイッチドリッパー 」の特徴
様々な豆に対応できる浸漬と透過のハイブリッド

HARIO スイッチドリッパーの一番の特徴は何といっても、浸漬式と透過式のハイブリッド。これ一台で両方の抽出を叶えることができる点にあります!
スイッチを閉じると浸漬式、スイッチを開放すると透過式のドリッパーに。
例えば蒸らしは浸漬式で、抽出中盤は透過式、抽出の後半には再び浸漬式にするなど、浸漬式と透過式を組み合わせて抽出することも可能です。抽出の幅がぐんと広がる画期的なドリッパーです!
一貫性のある抽出

レシピが同じでも、お湯の注ぎ方次第で毎回の味わいが少しずつ変化する透過式の抽出は、自分の手で味をコントロールできる奥深さや楽しさがあります。
その一方で、ブレのない安定した味わいを実現したいときには、スイッチを上げて浸漬式として使用することもできます。
浸漬式にすることで、お湯の注ぎ方による影響をほとんど受けなくなるため、誰でも簡単に一貫性のある抽出をすることが可能です。
互換性のあるスイッチ

ゴム製のスイッチ部分は取り外しができ、互換性のあるドリッパーへの付け替えが可能です。
現在、海ノ向こうコーヒーで取り扱いのある商品の中では、HARIOのNEOドリッパーにつけることができます。
一台持っていると、他のドリッパーの抽出の可能性も広げることができて、とても面白いです!
コーヒー以外にも活用できる幅広さ

スイッチドリッパーはコーヒーを抽出するだけでなく、様々な場面で活用できます。
例えば、お茶の抽出や出汁とりなどです。
他にも浸漬式の性質を活用して、様々な使い方ができそうですね。
HARIO スイッチドリッパーこんな時に使いたい!
透過式だけでなく、浸漬式にすることもできるので、お気に入りのレシピで毎回同じ味わいを再現したいときにオススメです。
また、淹れ手による味のばらつきが非常に少ないため、複数人のスタッフがコーヒーを抽出するカフェやショップであっても、常にお客様へ同じクオリティの味わいを提供するのに適しています。
さらに、お湯を注いだ後の浸漬時間はドリッパーから手を放すことができるため、忙しい朝やお店のオペレーション中に他の作業を進められる点も非常に魅力的です。
オススメ抽出レシピ
私のおすすめの使用シーンは、焙煎が深めなコーヒーを軽やかで飲みやすく抽出したい時。
透過式に比べて抽出効率が低い浸漬式では、過抽出になりがちな深煎りのコーヒーをすっきりと飲みやすく抽出することができます。
今回はコスタリカの深煎りのコーヒーで検証しました。
【 レシピ (1杯分) 】
ペーパーフィルター:V60 ペーパーフィルター
粉量:15g 湯量:210ml (粉と湯量の比率は1:14)
挽き目:中挽き 湯温:88℃
①スイッチを閉め、1投で全量の210mlお湯を注ぎます。
②お湯の注ぎ始めから2分でスイッチを開放します。
③お湯が全て落ち切ったら完成です。
落ち切り時間の目安:3’30
【味わい調整のポイント】
もう少しボディ感がほしい時には、浸漬時間を30秒ほど伸ばしてみてください。
時間を伸ばしてみて雑味が気になるようであれば、スイッチを開放して透過式で抽出するのがオススメです。
その際のレシピは、ぜひこちらのV60のものをご覧ください!
