焙煎豆のパッケージをリニューアルしました!〜コーヒーの続きを、一緒につくる。〜

リニューアルの背景

海ノ向こうコーヒーは、前身のメコンオーガニックプロジェクト発足以来、「遠くに想いを馳せる、想像力を。」をコンセプトに掲げてきました。おいしさだけでなく、産地の暮らしや環境にも目を向け、コーヒーとともにその物語を届けることを大切にしています。

私たちは、生産者、ロースター、消費者など、あらゆる境界を超えて人と人をつなぐことで、透明性と持続性のある、より良い循環を生み出し、新しい価値を創出したいと考えています。今回のリブランディングは、その循環をより多くの人々とともに広げていくための一歩です。

コーヒーを通じて出会ったすべての人とともに、持続可能な未来につながる、豊かで多様なコーヒー文化を育んでいきたい――。
そんな想いを「コーヒーの続きを、一緒につくる。」というOUR GOAL(私たちがめざすこと)に込めました。また、リブランディングの一環として、パッケージデザインも一新。生産者と消費者をより深くつなげるブランドとして、デザインや商品を通じてその想いを伝えていきます。

新しいデザインで伝える想い

今回のリニューアルでは、海ノ向こうコーヒーのコンセプトをより多くの方に伝えるため、パッケージをブラッシュアップしました。シンプルで洗練されたデザインはそのままに、新たに「海ノ向こうコーヒー」のロゴを制作。さらに、コーヒーのフレーバーや焙煎度を明記し、味わいをよりイメージしやすいデザインにしました。

また、コーヒーの産地に足を運び、産地の課題と向き合ってきた経験を反映し、産地のフィールドノートからインスピレーションを得たグリッド(グリッド線)を背景のデザインとして使用しています。これは、コーヒーのおいしさや品質(カップクオリティ)だけでなく、そのコーヒーが産地の環境や生産者の生活に与えるプラスのインパクト(トータルクオリティ)に目を向け、想いを馳せてみてほしいという想いを込めたものです。

コーヒーは、野菜や果物と同じように、産地の自然と農家の方々によって育まれる農作物です。天候などさまざまな条件によって味や品質、収穫量には変動(=ブレ)があります。また、海ノ向こうコーヒーが関わるコーヒー農家さんの多くは小規模農家であり、生産量や供給量が十分に確保できないこともあります。複数の豆をブレンドすることで、味わいや品質のバランスを整えると同時に、さまざまな産地の豆を有効に活用することが可能になります。味わいの新たな選択肢を提供すること。そして、小さな農家さんたちを継続的に買い支えていくこと。それが、私たちがブレンドコーヒーを作る理由です。

環境にも配慮。新しいパッケージ素材の選択

今回のリニューアルに際して、パッケージに使われている素材にも注目しました。コーヒーのおいしさや鮮度をできるだけ保ちながら、環境負荷を低減できるパッケージはないだろうか――。そう考え、さまざまな素材を探すなかで、韓国のSOFTPACK社の「コフィルム」と出会いました。

「コフィルム」を使用したパッケージは、バリア機能に優れた紙素材をベースにしており、リサイクルが容易な環境にやさしい設計です。

従来のアルミニウムを使用したパッケージと比較すると、プラスチックとアルミニウムの使用量を45%削減し、炭素排出量を48%削減できることがわかっています。(※SOFTPACK社比較)さらに、酸素や水分を遮断する性能が高く、コーヒーの鮮度をしっかりと守れるため、従来のアルミニウム製パッケージの代替として十分な機能を備えています。

環境にやさしく、コーヒーの品質も守る。そんなパッケージを採用することで、より持続可能なコーヒー体験を届けていきます。

今回リニューアルした商品はこちら

遠くに想いを馳せる、想像力を。

はじまりは少しだった海ノ向こうコーヒーのコーヒー豆も、今は何十種類にまで増えました。コーヒーは長いバトンリレーのようだと、私たちは思います。世界各地でコーヒーを育てるひとたち、海をわたって日本まで届けてくれるひと、焙煎をするひと、袋詰めをするひと、淹れるひと、そして味わい、愉しむひと。そのバトンを途中で絶やすことなく、みなさんへつないでいくこと。私たちが大事にしている想いを、パッケージデザインを含めた海ノ向こうコーヒーの商品を通じて少しでも感じていただけると嬉しいです。