坂ノ途中だより:ラオスだより

こんにちは、広報くらたです。

9月に入り、朝晩はだいぶ涼しくなってきましたね。先日、道に小さなどんぐりが落ちているのを見つけました!

空にはいわし雲が広がり、萩の花がちらほら咲きはじめ、夕方になるとスズムシやマツムシの声が聞こえ。。小さい秋はそこかしこにあらわれ始めていますね。

今週は、ラオスだよりをお届けします。先週の坂ノ途中だよりでも触れましたが、9月頭、メコンオーガニックプロジェクトの取り組みをしているラオスへ行ってきました!

北部の古都・ルアンパバーンと、そこから1時間半ほどの山間地にある「ラオスの森コーヒー」の産地の様子を、少しだけご紹介します。

こういうところからコーヒーやカスカラが届いているんだな、と読んでいただけたら嬉しいです!

*ラオスだより*

ラオスの古都・ルアンパバーンは、日本からは飛行機を乗り継いで行きます。9月は雨季。飛行機を降りた瞬間、土っぽい香りとむっとくる湿気に包まれます。

早朝、街の小高い丘「プーシーの丘」に登りました。

↑「プーシーの丘」から見下ろす、朝のルアンパバーンの街並み。手前はメコン川です。

前日の雨の名残を含んだ空気。赤い屋根が続く街並みはとても美しいです。

ぐるりを囲む緑の山々に垂れこめた雲が徐々に高く上がっていくとともに、下から聞こえてくるバイクや工事の音、にわとりの声がどんどんにぎやかに。

街が起き出していくのがわかります。市場は朝から大混雑です!

ラオスは伝統的に織物が盛ん。街中でお店をよく見かけます。

モチーフは伝説の動物や身の回りの自然。自然と寄り添う暮らしをしてきたことが、織物からもわかります。

多民族国家のラオス、織や刺繍の紋様も、民族によって無数にあるそうです。

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そんなルアンパバーンから車で約1時間半。最後は山道をガタガタと登ったところに、坂ノ途中の「ラオスの森コーヒー」の産地、ロンラン村はあります。

村の人たちと挨拶を交わしながら、コーヒー農園へ。朽ちた枝葉が積もる湿った土からは、歩を進めるごとに虫が飛びはねます。

頭上の木から葉が静かに落ち、更に上から鳥の声が聞こえ…緑の中で、コーヒーもひとつのいきものとして生きていることを実感しました。

森での栽培は、一般的な農法より時間や手間がかかりますが、日陰で育てることで果実がゆっくり熟し、おいしくなるんですよ。

↑青いコーヒーの実

今はまだ青いコーヒーの実。完熟の実だけを選んで収穫し、乾燥などを経てみなさまにお届けできるのは来年3月頃の予定です。どうぞお楽しみに!

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それでは、また来週!