【Podcast ep.102】最近の渡航(ケニア、ルワンダ、ラオス、フィリピン)と採用話

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今回のスピーカー

海ノ向こうコーヒー
生豆営業担当
藤原

滋賀県出身。通称まりおさん。 海ノ向こうコーヒー最古参のスタッフで、「おかん」ぽいと言われる。 東京在住ながら、ポッドキャストでは誰よりも流暢な関西弁を喋る。 コーヒーのソムリエとも言える、Qグレーダー保持者。

海ノ向こうコーヒー
未来づくり推進室
田才

新潟県出身。これまでに国連職員やNGO職員としてザンビア、パラグアイ、スーダン、ラオスなどに駐在。現在は東京を拠点に世界中のコーヒー産地を飛び回る。ニュージーランドにバリスタ留学をした経験もあり、コーヒーが大好き。

ケニア・ルワンダ渡航 

藤原:本日もポッドキャスト始まります。今回は田才さんと2人でお届けします。よろしくお願いします。

田才:よろしくお願いします。

藤原:今日は、田才さんが先日アフリカに行かれた話を伺っていきたいと思います。アフリカといっても広いですが、どこに行かれたんですか?

田才:今回はケニアとルワンダの2カ国に行ってきました。合わせて10日間ほどで、移動も長かったですね。

藤原:直通では行けないんですか?

田才:今回はドーハ経由、カタール経由で行きました。あのタイミングで行けて良かったなと思っていて、中東情勢が今後どうなるか、コーヒーを輸入している側としては気になるところです。

藤原:そうですね。すでにエチオピアの豆が入ってこないという話もありますし、ルートを通ってくるタンザニアの豆も、ギリギリ船が通っていたから入ったというような状況もありました。シッピングコストも上がってきそうですね。

田才:ちょうど今買い付けを行っている段階なので、そのあたりがどうなるかこれからですね。

藤原:今回ケニアは新しい豆の仕入れというより、プロジェクトで行かれたんですよね。

田才:そうですね。ケニアとルワンダ、それぞれ目的が違っていて。ルワンダは、うちが仕入れているTUK農園への訪問が一番大きな目的でした。TUK農園は女性農家グループが作るウーマンコーヒーを生産していて、それを支援している国際NGO「サステナブルグローワーズ」と、今後もっと連携していきたいという話をしに行きました。

藤原:ケニアの方は農園訪問ではなかったんですか?

田才:時間が限られていたこともあって、農園には行っていません。海ノ向こうコーヒーは国連やJICAと連携してコミュニティ開発のプロジェクトをいろいろやっているんですが、ケニアの首都ナイロビは東アフリカの国際機関のハブになっているんです。そこに集まっている機関を訪問して、コミュニティ開発のプロジェクトを一緒にできないか、という打ち合わせをしてきました。

藤原:ケニアだけでなく、東アフリカ全体ということですか?

田才:はい。ケニア、ウガンダ、タンザニア、ルワンダ、エチオピア、ブルンジあたりも含めて、コーヒー事業をやれないかという話をしに行った感じです。

藤原:東アフリカの中で、ケニアの機能が強いのは何かあるんですか?

田才:組織によっても違いますが、東はケニアのナイロビ、南は南アフリカ、西はセネガルやコートジボワールのアビジャンに本部がある機関が多いです。北はエジプトになりますが、コーヒー生産の文脈ではあまり北アフリカは出てこないですね。ナイロビは10数カ国以上をカバーしている事務所もあって、効率よくいろんな国の話が一気にできるので、まずそのハブで話をしてこようということでナイロビに行ってきました。

藤原:実際にはどういうところとお話をされてきたんですか?

田才:WFPさん、UNICEFさん、JICAさん、大使館の方、それから移住関連のIOMという機関などです。東アフリカは主要国にはどの国際機関もオフィスを持っていて、エチオピア、ウガンダ、ブルンジ、ルワンダ、タンザニアあたりはみなさん持っていますね。それぞれの機関が持っている情報や課題を聞きながら、特定の国と連携できないか、という話をしていきました。

藤原:それぞれの機関で重点的にやりたい分野があって、そこがコーヒーに被ってくるかどうかという話をされたんですね。

田才:そうです。国際機関にはそれぞれ「マンデート」と呼ばれる役割があって、WFPなら緊急人道支援や食料支援、UNICEFなら子どもの保健や教育がメインの事業になります。コーヒーだけで絞ると難しいこともあるので、もう少し広く農業の文脈で、今後どんなプロジェクトをやっていくつもりか、あるいは現時点でどんな農業・コーヒープロジェクトが動いているか、その中でうちが連携させてもらえる可能性がないか、という話をしています。

藤原:連携できそうな話はありましたか?

田才:実際に話が進んでいるものもあるので、もう少し固まってきた時点でお話できればと思います。やっぱり現地に行くと物事が大きく進むなというのはありますね。その場で「彼の方が詳しいから話した方がいい」と言ってすぐ別の部署に連れて行ってもらえたりして。ナイロビは国際機関が「国連コンパウンド」という一つの場所に集まっているので、1日中そこに立てこもって、いろんな人と効率よく会えたのがすごく良かったです。今後も他の国でやりたいと思っています。

藤原:先方も、話があれば連携してもいいという心積もりを持っているものなんですか?

田才:人によるところはありますが、全体の傾向として、国際機関も民間企業との連携を進めていきましょうという流れは大きくなっています。特にエチオピアやタンザニアはコーヒー事業を国際機関がたくさんやっているので、僕らが入ることで日本のマーケットに接続できたり、コーヒーのテクニカルな研修を提供できたりする。国際機関自体はコーヒーの専門性を持っているわけではないので、そこは歓迎してもらえる部分があると思います。

藤原:そこからルワンダに移動されたんですね。ケニアとルワンダは近いんですか?

田才:飛行機で1時間ちょっとくらいです。近いですね。

藤原:ルワンダではTUK農園のあるエリアに行かれたんですよね。

田才:はい。首都キガリから車で3時間半ほど、ルワンダ東側にあります。TUK農園というのは農協のような形になっていて、いくつかの農家さんの農園とウォッシングステーションを見せてもらいました。カッピングルームもあったので、一緒にカッピングもさせてもらいましたね。

藤原:それは、ウーマンコーヒーのプロジェクトを盛り上げていく文脈もあるんですか?

田才:そうですね。TUKのコーヒーは今後も仕入れていきたいので品質面の確認もありましたが、それよりも、TUK農園を支援している「サステナブルグローワーズ」というNGOとの連携を強化したいという意図の方が大きかったです。この団体は女性支援に特化したNGOで、ルワンダだけでなく、コンゴ民主共和国(DRC)やタンザニアでも事業をしている、アフリカで大きな組織なんです。ルワンダだけでも東部・北部・南部・西部それぞれで女性農家グループの支援をしていて、TUK以外にもいいコーヒーがたくさんあるので、それらもうちで仕入れたいという話と、女性支援のストーリーを日本でどう発信していくか、という話をいろいろさせてもらいました。あとは、ちょうど支援対象の農家さんを集めた研修ワークショップがあって、そこで講師として日本のマーケットの話や海ノ向こうコーヒーの取り組みについてお話させてもらいました。

藤原:農家さんの反応はどうでしたか?

田才:そもそもバイヤーと話す機会自体が多くないので、バイヤーがどういう視点でコーヒーを見ているのか、というのが新鮮だったようです。定期的に対面で話せる機会はすごく貴重なんだろうなと思いました。あとは率直に「うちのコーヒーを買ってほしい」というリクエストもたくさんもらって、サンプルを送るという話をしてきました。

藤原:田才さんが社内に共有してくれた、突然ダンスに巻き込まれる動画もその時のものですか?

田才:そうです。農園に着いたら、現地の衣装を着た女性たちが歌とダンスで迎えてくれて、30分程ひたすら一緒に踊り続けるところから始まりました。そこからようやくコーヒーを見に行きましょうか、という流れで。最初にこうやって仲良くなる、というのは素敵な文化だなと思いました。

藤原:ルワンダといえば女性支援というイメージがありますが、なぜ女性支援なのか、ご存じない方もいると思うので教えてもらえますか?

田才:いろいろ理由はありますが、コーヒー業界自体が比較的男性主導の業界で、世界的に見ても生産や買い付けに関わる人は男性が多いんです。女性が関わっていても、チェリーのピッキングなどアシスト的な役割になりがちで、サプライチェーンの中で女性がリーダーシップを取って意思決定をしている農家・農協は世界的にも多くありません。サステナブルグローワーズの取り組みは、女性がコーヒーを育てて収入を得るというだけでなく、事業をリードして意思決定もしていく、というエンパワーメントの側面が大きいんです。収入面に加えて、ジェンダーバランスの向上や、女性が家庭内でもっと活躍できるようになる、という部分も含めての支援をしています。

藤原:具体的にはどんな研修をされているんですか?

田才:コーヒーの生産・加工の研修だけでなく、ファイナンスリテラシーの研修もやっています。お金をコントロールできることはジェンダーバランスの面でも大事で、多くの途上国では男性が収入を握っていて、女性に選択権がないという話は国際協力の分野で昔から言われていることです。女性が家計のコントロールをできるようになる、あるいは男性と半々でやれるようになることで自信がついて、販売先の判断なども女性が担えるようになっていく。そういう地道なロードマップで研修をしているのが印象的でした。

藤原:ルワンダで女性支援が多いのは、ジェノサイドのような政治的背景が影響しているんでしょうか?

田才:そこはちゃんと調べていないので推測になりますが、あまり関係ないかもしれません。むしろルワンダは女性の社会参画率自体が非常に高くて、国会議員に占める女性の割合も世界的に見て高いんです。日本の国会議員の女性比率は10%もいかないくらいですが、ルワンダはジェンダー的にかなり進んでいると見られることが多いです。ただコーヒーの文脈では、もともと業界自体が男性主導だったので是正していく必要がある、ということでサステナブルグローワーズが取り組んでいる、という方が近いと思います。

藤原:TUK以外にも候補が出てきているんですか?

田才:はい。サンプルを持って帰ってきて社内でカッピングして、TUK以外にもいいものがあるという話になったので、次回の仕入れではTUK以外も検討したいと思っています。ルワンダは地域によって味わいの傾向も違いますし、ウォッシュトだけでなくナチュラル、ハニー、最近ではアナエロビックに取り組む農園もあって、いろんな種類と地域ごとの特徴が楽しめます。今のウーマンコーヒーは東部のものですが、北部・南部・西部の女性農家グループのコーヒーも今後紹介していきたいですね。

藤原:サステナブルグローワーズはタンザニアやコンゴ民主共和国にも広がる可能性があるんですか?

田才:はい。タンザニアとコンゴ民主共和国の方でもやりたいと思っていて、今話を進めているところです。コンゴ共和国とコンゴ民主共和国は別の国で、うちが以前扱っていたゴリラコーヒーはコンゴ共和国の方、コンゴ民主共和国はまだ扱ったことがないですね。


ラオス、そして次のフィリピン渡航 

藤原:アフリカの後はラオスにも行かれていたんですよね。

田才:はい。とある企業さんと一緒に、ラオス北部と南部のコーヒー農園を視察してきました。その企業さんは水に関わる技術を持っていて、コーヒーのウォッシュドプロセスや、農園の近くで暮らすコミュニティの水の課題を解決できる可能性がないか、一緒に視察したのが目的の一つです。もう一つは、ラオス南部のパクセという場所で、ラオスのコーヒー農家さんやコーヒーセクターの人を対象にしたサーキュラーエコノミーのワークショップに講師として呼んでいただいて、海ノ向こうコーヒーのラオスでの取り組みや、カスカラのシロップ・お茶などを紹介してきました。

藤原:サーキュラーエコノミーをもう少し分かりやすく言うとどんな意味ですか?

田才:作って使って捨てて終わり、という線形の流れではなく、作って使ってまた再利用する、という円環状の流れを作るビジネスモデルのことです。カスカラはコーヒーのパルプ部分を再利用しているので、サーキュラーエコノミーに合致したテーマだということで、今回はカスカラにフォーカスした話をしてきました。

藤原:参加者はどういう方々だったんですか?

田才:農家さんもいましたし、加工業者さん、政府の方もいました。もともとラオスの農業省がサーキュラーエコノミーモデルを進めようとしていて、その主催イベントに呼んでいただいた形です。ベトナムからも登壇者がいて、日本からはうちが呼ばれていました。似たような話で、コーヒーのパーチメントをバイオ炭に転換して土壌改良剤として使ったり、カーボンクレジットにつなげたりする取り組みの話もありました。

藤原:実際の農家さんたちの反応はどうでしたか?

田才:カスカラはすごく関心を持ってもらえて、作り方を教えてほしいとよく言われました。多くの農家さんはパルピングした後のパルプを基本的に捨てているか、コンポストにしていて、「これはゴミじゃなくてお金だ」という話をすると、みなさん作りたい、教えてほしいという反応になりました。これはどこの国でも同じ反応ですね。出口、つまりマーケットの方もまだカスカラ自体が知られていないところがあるので、一緒に成熟させていく必要があると思っています。

藤原:来週はフィリピンに行かれるんですよね。

田才:はい。一番の目的は、アジア開発銀行(ADB)が主催するフォーラムが来週マニラで4日間ほど開かれて、フードシステムをテーマに海ノ向こうコーヒーの取り組みを話してほしいということで呼ばれています。アジアやオセアニアでの事業の話をメインにする予定です。せっかくマニラに行くので、ADBの本部や、いくつかの国際機関の主要プレイヤーがいる場所でもあるので、フィリピンで一緒に事業ができる可能性がないか、相談もしてきたいと思っています。

藤原:フィリピンでなぜ事業をやりたいんですか?

田才:今コーヒーを仕入れているミンダナオは、すごくいいコーヒーが取れる一方で、治安情勢が不安定なエリアなんです。そこを平和構築、紛争解決・予防という文脈でコーヒーを使えないかと思っていて。元武装勢力の方々が社会復帰しようとしても、また戦闘員に戻ってしまう問題が世界各地にあります。原因は複雑ですが、一つはちゃんとした収入が得られず雇用が安定しないこと。コーヒー農家として収入を立てて家族をしっかり養えるようになることで、戦闘員に戻ることを予防し、ひいては平和構築につながる、というプロジェクトを考えています。

藤原:それはすごくいいですね。

田才:コーヒーって、女性支援の文脈もそうですし、平和構築もそうですし、以前話したガラパゴスの生物多様性の話もそうですし、いろんな話につながってくるんです。すごくポテンシャルのある作物だと思うので、未来づくり推進室としてはどんどん広げていきたいと思って働いています。

藤原:日本でコーヒーを飲む人がそこまで考える必要はないと思いますが、コーヒーがそういう役割も果たせるということを、頭の片隅に置いてもらえたら嬉しいですね。

田才:はい。そこは積極的に発信していけたらと思います。かなりチャレンジングなプロジェクトだとは思いますが、フィリピンの国際機関にも一緒にやりませんか、という話をしに行こうと思っています。


リジェネラティブ農業について 

藤原:ポッドキャスト前に伺った話なんですが、「リジェネラティブ農業(環境再生型農業)」という言葉を、田才さんは過去に関わってこられたんですよね。

田才:はい。もともとアフリカで環境再生型農業を広めていく活動をがっつりやっていました。

藤原:オーガニック農業の、より上位の概念というイメージで合っていますか?

田才:これが難しくて、いろんな派閥があるんです。リジェネラティブアグリカルチャーの定義自体が定まっていなくて、それぞれの組織がそれぞれの定義で使っています。とはいえいくつかキーポイントはあって、一つは土壌(ソイルヘルス)に着目して、土をしっかり良くすることで作物を育てていく、というところです。土壌が良ければ化学肥料の使用量も減らせますし、微生物の働きも関係してきます。デービッド・モントゴメリーさんという有名な土壌研究者の方が書かれた『土と内臓』という本にも詳しく載っています。僕がやっていた組織の場合は、不耕起(耕さない)、マルチング(被覆作物で土壌の流出や水分の蒸発を防ぐ)、輪作で土壌の自力での回復力を促す、といったことを推進していました。ただ結局はケースバイケースで、アフリカとアジアでは土壌が全然違いますし、同じアジアでも標高や品種(アラビカ・ロブスタ)によっても違うので、それぞれの土壌に適した微生物の働きやソイルヘルスの向上を促す、というのが結論になります。

藤原:それは、環境に負荷をかけない農業を推進するための、うちの会社の考え方の一つというイメージで合っていますか?

田才:そう言えると思います。間違いなく環境負荷の少ない方法ではありますが、その中にもいろんなやり方があって、絶対不耕起じゃないとダメという人もいれば、僕らの組織のように、耕さないと無理な地域もあるから最小限の耕起はいいんじゃないか、という考え方もあります。思想の違いは結構ありますね。

藤原:実はこの話をしたのは、リジェネラティブ農法で作られたコーヒーの認証はあるか、というお問い合わせが来たんです。

田才:認証だと基準が明確で分かりやすいと思いますが、リジェネラティブアグリカルチャーという概念自体に明確な定義がないので、スペシャルティコーヒーの定義が曖昧だという話と似ていると思います。

藤原:そこに関心を持っていただけるのは嬉しいですね。栽培方法を知った上でコーヒーを選びたい、というお客様がいるのは本当にありがたいことです。


太平洋諸国との交流、今後の渡航予定 

藤原:アフリカの後、昨日の夜もパラオ・ソロモン・トンガの政府の方々と食事会をされていたとか。

田才:太平洋諸国の要人が来日していて、日本の民間企業と交流する食事会に呼んでいただきました。太平洋諸国で活躍している日本企業5社ほどが呼ばれていて、その一つに海ノ向こうコーヒーも入れていただいた形です。フィジー、ソロモン、トンガ、バヌアツでコーヒーを進めていますという話をして、ソロモンとトンガの政府の方からも、ぜひ進めてほしい、日本に入ってきてくれたら嬉しいと言っていただきました。

藤原:フィジーの豆から、まずはしっかり売っていかなきゃいけないですね。みなさん、入荷したらぜひお願いします。フィリピンの後はしばらく日本にいられますか?

田才:その後もありまして、グローバルサウスのコーヒーサプライチェーン雑談化の調査案件で、インドネシアとパプアニューギニアに行く予定があります。グアテマラのJICA案件もどこかのタイミングで行くと思いますし、いろいろ動きがありますね。


未来づくり推進室の採用について 

藤原:未来づくり推進室は今、人が足りていないという話もありましたよね。実態として、どういう人を求めていますか?

田才:外から見ると、いろんな生産地に飛び回って楽しそうというイメージを持たれると思いますが、実際にはその何倍もの手続きや、政府とのやり取りといった事務処理が発生します。特に未来づくり推進室の事業は自己資金ではなく助成金・補助金を使わせてもらっているので、説明責任があって、使ったお金のレシートを全部取っておいて報告する、という膨大な経理処理・事務処理が発生します。そこをしっかり丁寧にこなせることが、まず大事なスキルです。マニュアルに沿って仕事をするのが苦じゃない人、むしろ楽しめる人は、実はすごく向いていると思います。

藤原:Excelが使える、というレベルの話ではないんですね。

田才:そうですね。それに加えて、現地に行きたいという気持ちがあれば積極的に行ってもらいたいですし、英語力も基本的には必要です。事務処理もマニュアルも英語が中心になるので。英語ができない場合は、日本語の事務処理だけをメインで担当してもらう形になると思います。

藤原:英語ができる方の場合は、渡航して案件を作り出し、ヒアリングした内容を企画にまで持っていく力も必要になりますか?

田才:現地に行ってもらうタイプの人に求めるスキルは、やっぱり一番はコミュニケーション力です。日本人じゃない人との英語でのコミュニケーションを、相手の文化も理解しながら円滑にやれる人、というのが一番大事なスキルです。あとは、うまくいかないことの方が多いので、それを楽しんで次のアクションに変えられる人。あとはシンプルに体力ですね。

藤原:案件化のところはそこまで求めない、ということですか?

田才:今回に関してはそうですね。案件化は僕が一番得意なところなので、僕がそこにフルで貼れるように他の業務をどんどん渡していきたい、という感じです。事務処理・経理処理がしっかりこなせて、英語で対人コミュニケーションが取れて、プロジェクトをスケジュール通りに進められる人が来てくれると嬉しいです。

藤原:お金を取ってくるところより、取ってきたお金がしっかり使われていることを管理する人が欲しい、ということですね。

田才:その理解で合っています。もちろん、もっとこうした方がいいという意見はウェルカムですが、基本的には決められた事業がしっかり滞りなく進むように、現地のパートナーとコミュニケーションを取りながら進めていく人になります。

藤原:応募はどこからできますか?

田才:坂ノ途中のウェブサイトで募集しているので、そちらからお願いします。履歴書と職務経歴書、英語のスコアなどがあれば合わせていただけたらと思います。

藤原:リンクを貼っておきますので、興味のある方はぜひ応募お願いします。本日はありがとうございました!

田才:ありがとうございました。


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