ネパールでコーヒーをつくる。わたしたちの挑戦(2)

2021.09.27
  • 産地の話

こんにちは、海ノ向こうコーヒーの舛田です。
今回もネパールのお話を書いていきたいと思います。

ネパールでのコーヒープロジェクト。
(なぜ始まったか?のお話は前回の記事に書いていますので、よろしければご覧ください!)

私たちの活動地は、主に3か所です。
活動が始まった順に、
1つめは、カブレ ティマル サルシュカルカ
2つめは、イラム ジトプール
3つめは、カブレ マハバラット

サルシュカルカとイラムのお話は、当時ネパールに来てくれたスタッフがブログを残してくれていますので、今回は、3つめにあげたマハバラットについて書きたいと思います。

実は、上記の3つの場所のうちすでにコーヒーが収穫できているのは、マハバラットだけです。
サルシュカルカやイラムでは、コーヒーの苗を2-3年前に植えたばかりなので、まだ収穫するには至っていないのです。
コーヒーづくりは本当に時間がかかります…。
というわけで、現在日本に輸入しているのは、マハバラットで作られたコーヒーです。

これまでもマハバラットでコーヒー栽培は行われてきたものの、 農家さんそれぞれがコーヒーを育て、収穫して、パルパー(果肉除去機)を持っている人の家でパルピングをし、その後の乾燥はそれぞれで行っていました。

しかし、農家さんたちは、
「今のやり方で、本当に正しいのだろうか?」
「おいしいコーヒーを作るには、どうしたら良いのか?」と感じていたそう。

村、地域全体としてコーヒー生産をもっと盛り上げていきたい!
2019年にそんな思いを持った農家さんたちと出会い、 プロジェクトとして一緒にコーヒーづくりに取り組むことになりました。

小さなことから少しずつ

まずは、安定的に品質を管理できるように農家グループを作ることになりました。
それが、ププメンドコーヒー農業グループです。

「ププメンド」とは、マハバラットにすむタマン族の言葉で「お花(メンド)のつぼみ(ププ)」という意味だそうです。
「ぼくたちは、まだ始まったばかりでお花のつぼみのようなものだ。でも、これからみんなでこのつぼみを咲かせたいという思いでつけました。」

私たちもその話を聞いたとき、農家さんの思いを引き継いで「みんなで花を咲かせたい」と心から思いました。
日本での販売の際には、ネパール カブレの農家さんたちがつくるつぼみのコーヒーという意味で、「​​​​カブレ ププ ウォッシュド」という名前をつけています。
(焙煎豆で販売する際には、「つぼみコーヒー」と名付けました。)

生産者である農家さんたち、コーヒーを輸出してくれる現地のパートナー、そして輸入する海ノ向こうコーヒー。
私たちだけでは、ネパールのコーヒープロジェクトの成功はありえません。
生豆を焙煎して届けてくださる日本全国のロースターのみなさん、ネパールのコーヒーを飲んでくださるみなさん。
みなさんがいるからこそ、初めて成り立っているものだと思います。

コロナ禍でのコーヒーづくりの難しさ

昨年掲げていた次のステップは、生産者グループから「組合」に格上げし、村に精製場をつくることでした。

しかし、ネパールでも、コロナの影響は計り知れないものでした。スケジュールが大幅に変更になったり、自由に身動きをとることができなかったこともあり、村の精製場をつくるには至らなかったのです。

ちょうど村でパーチメントまで仕上げ、カトマンズの近くにあるドライミルへ運び、脱穀や選別をおこなおうというタイミングで、かなり厳しいロックダウンもあり、工場も稼働させることができない、ましてや外に出ることも制限される状態でした。

できあがった生豆もいつ輸出できるかわからない…というなか、カトマンズから成田空港へネパール航空の直行便が飛ぶという情報が入ってきました。
これを逃すと、次にいつ飛ぶかわからない。(突然キャンセルになったりもするのです…。)
できるならこの便で輸出したい。

日本側にその連絡が入ったのは、なんと当日の朝…!
ここからは驚異のスピードで書類を揃え、なんとか豆を飛行機に乗せ、無事成田空港に到着しました。
気まぐれなネパールらしいといえば、ネパールらしい…。

まだコーヒーづくりをはじめて数年しか経っていない状態からすると、
農家さんたちに実際会いに行けない、コーヒーの品質についても日本から教えに行くこともできない、スケジュールどおりに全く動かない、というのはかなり難しいものでした..。
そんな中、去年より良くなるようにと頑張って仕上げてくれたのが今回の豆です。

今年の仕上がりについて

まず、アピアランスについてです。
昨年は、白い豆が少し目立っており、精選の過程で乾燥が不十分だったことが課題としてありました。今年は水分値計を使いながら、水分値をコントロールすることに挑戦し、昨年よりアピアランスも改善しました。

次に、フレーバーの部分です。
柑橘系の明るい酸味が出ているように感じました。昨年は、ここまで強く出ていなかったので、驚きました。

海ノ向こうコーヒーのバイヤーチームでカッピングを行ったところ、スコアも去年より少し良くなりました。
昨年よりアフターの長さや全体としてのバランスは改善したように思います。
クリーンカップ、ボディの厚みの部分ではまだまだ課題がありそうです。

詳しくは、生豆の販売ページにも書きましたので、そちらもぜひご参考になさってください。

ネパールからプレゼントが届きました

生豆を購入してくださる方へ、お礼の気持ちを込めてネパールからプレゼントが届いています。

チベット仏教が起源の、Khata(カダ)という布。
ネパールでは、お祝い事や大切な儀式のときにカダを使います。
ゲストを歓迎する時や旅の安全を祈願する時も、ようこそ、いってらっしゃいの気持ちを込めてカダを首からかけてくれます。

今は、ネパールに行くのが難しい状況ですが、日本のみなさんにもネパールに ❝welcome❞ の気持ちを伝えたいという思いで、ネパールの現地パートナーが送ってくれました。

<プレゼント対象>
「ネパール カブレ ププ ウォッシュ」5kgご購入ごとに1枚のカダを商品に同梱させていただきます。
原袋(30kg)をご購入いただいた方には、カダ6枚をネコポスにて別送させていただきます。

ネパールのコーヒー カブレ ププ ウォッシュ 生豆のご購入はこちらから>

<「ネパールのつぼみコーヒー」のご購入を検討してくださる方へ>
近々、キャンペーンを実施する予定です。
ネパールの農家さん、現地パートナーのために、みなさんと一緒に取り組みたい企画を準備しています。
近日中に公開しますので、お楽しみに。

コロナが落ち着いたら、ぜひネパールに行きたいですね!
ネパールの産地の情報も、随時インスタグラムやブログでお伝えしていけたらと思います。

先日、ブログにも出てきたGaneshさんとお話しました。
一部収録しましたので、良かったらぜひ聞いてみてください!
Ganeshさんとのお話はこちらから>

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株式会社坂ノ途中
海ノ向こうコーヒー事業部
輸入・焙煎担当 舛田菜緒
EMAIL: umi@on-the-slope.com
TEL: 050-7111-2209(お客さま窓口)
075-205-5380(代表)
FAX:075-205-5381

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