雲南を精製方法別に飲み比べ【焙煎プロファイル付】

初めまして！デリバリー担当の中西です。
さて、今年も中国 雲南 天空農園のウォッシュ、ナチュラルと2種類のニュークロップが入荷しました！
例年人気の銘柄ですが、改めて、、、

・「雲南ってどんな味わい？」
・「ナチュラルは飲んだことあるけどウォッシュは無くて・・」
・「おすすめの焙煎度ってどれくらい？」

など気になっている方のためにも、今回は自分がこれくらいで飲んでみたいなーと思う焙煎度合いに仕上げてみたので、
飲んでみた感想や良かったところを共有したいと思います！
そしてご希望の方に数量限定で雲南ウォッシュとナチュラルの飲み比べセットをプレゼントします！

精製方法別（ウォッシュ・ナチュラル）に焙煎して飲み比べてみた

かもめの天空農園 ウォッシュ の感想

味わい

明るく輪郭のある酸味を感じることができ、ほのかにオレンジのような柑橘を思わせる印象。
ローストによる甘さが心地よく、冷めてくると柔らかい飲み口に。
クリーンな口当たりで非常に飲みやすい味わいでした。
昨年のクロップと比較しても酸味の質、甘さ、クリーンカップが向上してるのがしっかりと感じられました。

flavor note ： orange,caramel,sugar,
sweet,cleancup

焙煎ポイント

投入から1ハゼまでほぼ一定火力で、RoR約9から10℃で推移しています。
浅煎りにするため酸味やフレーバーの発達を促せるようにやや高火力に設定し、焙煎時間も長くなりすぎないように意識しました。
酸味やフレーバーに偏らず、口当たりやバランスも追求したかったので1ハゼからは火力を下げ、ハゼが終わる前に排出しました。

2バッチ目の焙煎
投入量：2㎏
焙煎度合：浅煎り

【温度の情報】
投入温度：160℃、ボトム：101.9℃/1分44秒、1ハゼ：184.3℃/11分25秒、煎り上げ温度：193.6℃

【経過時間の情報】
焙煎時間：13分6秒、ディベロップメント：1分41秒、目減り：84.5%

かもめの天空農園 ナチュラル の感想

味わい

中深煎りでもワイニーさがしっかりと残り、ダークチェリーのような甘さとチョコレートのほろ苦さが良いバランスで感じられます。
重さのある質感と飲みごたえから、牛乳と合わせて飲んでみたい！
とスタッフから声が上がったので試してみると、フルーティな甘さと苦み、味わいの厚みが一体となって感じられ抜群の相性でした。

flavor note ： winey,dark cherry,chocolate,
rich body,long after taste

焙煎ポイント

1バッチ目は釜の蓄熱が不足しやすく、2、3バッチ目と比較したとき思ったように温度上昇していかない場合があるので、火力の調整には注意が必要です。
温度上昇に気を付けながらRoRは7、8℃で推移、1ハゼから火力を下げ、焙煎時間をやや長めにとることで甘さや柔らかい質感が感じられるような味わいを目指しました。
ワイニーさを残しながら甘さと質感、苦みのバランスが良くなるところを狙い、2ハゼに入ったタイミングで排出しました。

1バッチ目の焙煎
投入量：2㎏
焙煎度合：中深煎り

【温度の情報】
投入温度：170℃、ボトム：97℃/1分55秒、
1ハゼ：182.7℃/11分29秒、1ハゼ終了：197.5℃/14分32秒、2ハゼ：201.5℃/15分49秒、
煎り上げ温度：約202℃

【経過時間の情報】
焙煎時間：16分00秒、ディベロップメント：4分38秒、目減り：82.25%

今回は雲南のウォッシュは浅煎りに、ナチュラルは中深煎りに焼いてみましたが、それぞれ豆の特徴がしっかりと感じられる結果となりました。
ウォッシュの浅煎りは朝の目覚めの一杯に、ナチュラルの中深煎りはおやつ時にでも。牛乳と合わせるのもおすすめです。とはいえ飽くまでも焙煎の一例ですので、皆さんのおすすめの焙煎度合いや好きな抽出方法、飲み方などあれば教えていただけると嬉しいです！

そして、5年ぶりにうみむこスタッフが雲南 かもめの天空農園を訪ねてきた渡航記事があります！読みごたえのある内容となっていますので、雲南の風景や、環境、農園の取り組みにも思いを馳せながら飲んでみてはいかがでしょうか。