ロースティング大会「WWOC」の予選が終了、決勝進出者6名をご紹介!

アジア4地域でのNo.1ロースターを決める大会「World Winners of Coffee Roasting Championship(WWOC)」が開催されました。
決勝進出者を決める予選が各国で行われ、その結果、日本予選では6名が決勝戦に進出しました。

大会のスケジュールについて

大会のスケジュール 大会のスケジュール
各国の予選で使用された課題

【日本】

  • パプアニューギニア ウォッシュ

【韓国】

  • コロンビア デカフェ
  • エチオピア ウォッシュ
  • エチオピア ナチュラル

【台湾】

  • エチオピア ナチュラル

【香港】

  • ケニア ウォッシュ

カッピングトーナメントを突破した6名が、決勝の舞台・韓国へ!

日本予選には120名がエントリーし、その中から6名のファイナリストが選ばれました。
また、韓国・台湾・香港からもファイナリストが選ばれ、韓国で行われる決勝戦に集結します。

JAPAN(6名)

望月 光


coffee etomoiriの望月です。
日本でコーヒーショップを運営し、エクアドル専門のグリーンインポーターもしています。どうぞよろしくお願いします。

⚪︎ロースタリー紹介
coffee etomoiriは沖縄の外れ、台湾に近い西表島という小さな島にあります。 西表島を訪れた方々が、それぞれの街に帰ったとき、ふとコーヒーを飲んだ瞬間にこの島を思い出してもらえることが、私たちの一番の目的です。

日本予選ファイナリスト

⚪︎焙煎の意図
今回、水が手に入らなかったことと、仕事の兼ね合いでどうしてもエイジングが2週間ほどになってしまいました。そのため、十分な検証ができなかったのですが、ローストディフェクトが出ないように気をつけ、甘さの発達をキャンディ風に、少しマイナスくらいを意識しました。さらに、味の明確さと持続時間の長さも大切にして焙煎しました。

擲 勇二郎


こんにちは!擲 勇二郎(たたき ゆうじろう)です。
現在、淡路島にある廃校をリノベーションした施設「ei-to」に所属しています。
ei-toの1階には「Le Premier Cafe Awajishima」があり、そこで勤務しています。 このカフェは大阪で28年間続いている自家焙煎のお店です。
ei-toではカフェだけでなく、シルクスクリーンや転写プリント、藍染体験なども行っています。淡路島にお越しの際は、ぜひ遊びに来てください!

日本予選ファイナリスト

⚪︎焙煎の意図
今回使用した課題豆は、とても素晴らしいもので、最初に飲んだときの印象は、ティーライクでシトラス系の酸味を感じました。
焙煎においては、多少のネガティブな部分が出ても良いと思い、豆の良さを目立たせることを心がけました。 ドラムの回転数を通常よりも落とし、熱をしっかりと与えるイメージで焙煎を行いました。

矢島 果歩莉


矢島果歩莉と申します。Piece by Piece coffeeという珈琲屋の代表をしています。
バリスタを7年、焙煎は2、3年ほどしています。学生の頃に北欧の珈琲文化などを研究していたことが始まりで珈琲を好きになりこの仕事をしています。よろしくお願いいたします。

⚪︎ロースタリー紹介
兵庫県姫路市にカフェ兼焙煎所があり、環境や生産過程に配慮した豆を中心に、好みの地域や農園の豆を扱っています。フジローヤルの直火式と半熱風式の2台で焙煎しています。

日本予選ファイナリスト

⚪︎焙煎の意図
何バッチか異なる焙煎を試し、どの焙煎度でも異なる表情が出る豆だと感じました。苦味を抑えつつ、この豆らしいボディ感を残すことを意識し、華やかで甘い香りを引き出すため、エイジングも考慮しながら焙煎の落とし所を見つけプロファイルを組みました。

須田 浩暉


香川県高松市のVITAMIN COFFEEで焙煎士・バリスタとして働く27歳、千葉県出身。メルボルンでバリスタをスタートし、高松で焙煎を始めて3年目。四国のコーヒーシーンを盛り上げるため、精進しています。

⚪︎ロースタリー紹介
スペシャルティコーヒーロースターとして、高松のシティラウンジとしてパブリックとカルチャーを発信。サービスやアイデアなどが、皆さんの心のバイタミンとなることを願っています。

日本予選ファイナリスト

⚪︎焙煎の意図
綺麗なお豆の特性を活かし、ローストデフェクトを避けつつ成分を発達させました。クリーンカップと透明感を重視し、熱風を利用してストレスを与えない焙煎を意識。糖の変化が進む段階で酸を抑えつつ甘さを引き出し、仕上げは短めにしてバランスの取れた味わいを目指しました。

嶋 勇也


株式会社キュー・オー・エル 代表取締役社長の嶋 勇也です。
2004年からスペシャルティコーヒー業界に従事し、2017年に『Q.O.L. COFFEE』を開店。2022年には2号店『Q.O.L. COFFEE BREWERS』をオープンし、株式会社キュー・オー・エルを設立しました。
資格はSCAJコーヒーマイスター、JCQAコーヒーインストラクター1級、Qアラビカグレーダーを持ち、審査員としても活動しています。

日本予選ファイナリスト

⚪︎ロースタリー紹介
2017年に『Q.O.L. COFFEE』ローステリーカフェをオープンし、厳選したスペシャルティコーヒーを提供しています。「A cup of coffee happiness for you」をテーマに、お客様に幸せなひとときを届けています。2022年にはコーヒースタンド『Q.O.L. COFFEE BREWERS』をオープンし、同年に株式会社キュー・オー・エルを設立。コーヒーを通じて『衣・食・住』の向上を目指しています。

岸本 展明


島根県で「IMAGINE.COFFEE」というコーヒー屋を営んでいる岸本 展明です。 神話や民藝が色濃く根付く場所で、10年近く前に開店し、現在は県内に2店舗展開しています。

⚪︎大会の感想
アジアや海外のローストコンペティションに挑戦するのはほぼ初めてです。いつも日本で世界基準を目指して調整しているので、決勝でどのような審査がされるか楽しみです。

日本予選ファイナリスト

⚪︎焙煎の意図
今回使用したパプアニューギニアの豆は、やや小粒で水分値が低めだと判断しました。そのため、穏やかなカロリーの当て方を選び、豆が均等に熱を受けるよう工夫しました。また、全体的に時間をかけすぎないように注意し、最終的にはローストディフェクトが出ないように心がけました。すべての項目がミディアム程度に仕上がるよう調整し、バランスの取れた味わいを目指しました。

KOREA(5名)

ホン・ジョンウ 


こんにちは。ソウルにある KALAS ROASTERS の代表、ホン・ジョンウ です。
焙煎士として、コーヒーの可能性を追求しながら、日々より良い一杯を目指して取り組んでいます。

⚪︎ロースタリー紹介
私たちはコーヒーの本質に忠実でありたいと考えています。一杯のコーヒーが特別な体験や感動を生むよう、丁寧に焙煎に向き合っています。お客様の日常に小さな変化をもたらす、意味のあるコーヒーカルチャーを提供したいと思います。

日本予選ファイナリスト

⚪︎焙煎の意図
コーヒー本来のキャラクターを引き出し、心地よい甘さを最大限に表現することを重視しました。素材の個性を活かしつつ、バランスの取れた味わいを目指して焙煎を行いました。

オム・ジファン


こんにちは。Valuto Coffeeのロースティングチーム長、オム・ジファンです。 この大会に参加できることを光栄に思います。多くの方と交流し、意見を交わせる機会になれば嬉しいです。よろしくお願いします!

⚪︎ロースタリー紹介
「Valuto」は、“Value”と“Together”を組み合わせた名前です。その名の通り、「共にあること」に価値を置いています。どんなことも一人の力だけでは成し遂げられません。皆の価値が輝くロースタリーブランドを築いていきたいと考えています。

日本予選ファイナリスト

⚪︎焙煎の意図
焙煎で最も重視するのは明確なコンセプトの表現です。甘さを際立たせ、酸味やテクスチャーと調和させることで、立体感とボリューム感のある味わいを目指しました。

ハン・チャンク


プロファイルロースターズで企画を担当するハン・チャンクです。ロースターや運営管理を経て、現在は事業企画や焙煎教育に携わっています。クリアで飲みやすいコーヒーを目指し、日々取り組んでいます。

⚪︎ロースタリー紹介
プロファイルロースターズはソウル・カサンのロースタリーです。バランスの取れた風味を大切にし、毎月多様なスペシャルティコーヒーを紹介しています。良質なコーヒーを安定して提供するため、さまざまなプロジェクトを進めています。

日本予選ファイナリスト

⚪︎焙煎の意図
明確なフレーバーノート、クリーンカップ、全体のバランスを重視し、特に甘さの引き出し方に注力しました。対流比率を高め、香り豊かなコーヒーを表現することを目指しました。

チャン・ウォンジュン


キョシコーヒーのロースター、チャン・ウォンジュンです。コーヒーに対する情熱を持ち、人々の心を温めるコーヒーを提供することを目指しています。焙煎技術を日々向上させ、最高のコーヒーを作り続けています。

⚪︎ロースタリー紹介
キョシコーヒーは、コーヒーが人々の時間をつなぐ架け橋になることを目指しているロースタリーです。お客様に特別なひとときを提供できるよう、こだわり抜いた生豆を使用し、丁寧に焙煎しています。

日本予選ファイナリスト

⚪︎焙煎の意図
フレーバーを主張するのではなく、生豆本来の味わいを最大限に引き出す焙煎を行います。豆が持つ自然な風味を感じてもらえるよう、細心の注意を払って焙煎します。

チェ・ミングン


こんにちは。ソウルのKALAS ROASTERS代表、チェ・ミングンです。コーヒーの本質に忠実に、美味しいコーヒーを提供し、皆さんに感動を与えたいと考えています。お客様の生活に寄り添うコーヒーを追求しています。

⚪︎ロースタリー紹介
KALAS ROASTERSは、コーヒーの本質を大切にし、心に残る一杯を提供します。お客様の日常に変化をもたらし、毎日のコーヒーを特別なひとときに。感動を共有できるコーヒー文化を追求し、ライフスタイルに寄り添っています。

日本予選ファイナリスト

⚪︎焙煎の意図
コーヒー本来の特徴と甘みを最大限に引き出すことを重視しています。豆の個性を活かし、調和の取れた味わいを目指し、焙煎を行いましました。

TAIWAN(6名)

チー・チン・チェン


私は気さくな性格で、コーヒーを通じて人とつながるのが好きです。美味しいコーヒーを多くの人に届け、その魅力を共有したいと思っています。一杯のコーヒーが生み出す温かい時間や会話を大切にし、より多くの人に楽しんでもらえるよう心がけています。

⚪︎予選の感想
予選は非常にハイレベルで、経験豊富なロースターが競い合う場です。参加者それぞれの技術や個性が焙煎に表れ、とても刺激を受けました。多くの学びがあり、自分のロースティングを見つめ直す貴重な経験となりました。

日本予選ファイナリスト

⚪︎焙煎の意図
大会では、豆の個性を引き出し、バランスの取れた味わいに仕上げることを目指しました。一杯のコーヒーで感動を届けられるよう、丁寧に焙煎しました。

シュー・ウージュン


私は台湾・高雄出身です。コーヒーとお菓子を通じて、人々に喜びを届けることを大切にしています。日々の焙煎や抽出の研究を重ね、より美味しいコーヒーを提供できるよう努めています。お客様にとって、心温まる一杯を届けることが私の喜びです。

⚪︎予選の感想
この大会は優れた競技制度のもと、実力あるロースターが集まり、技術や経験を競い合う場です。参加を通じて自分のロースティング技術を向上させるための課題や目標を見つけることができました。

日本予選ファイナリスト

⚪︎焙煎の意図
フルーティーで明るい酸味を引き出し、豆本来の風味を最大限に活かす焙煎を目指しました。技術を磨き、質の高いコーヒーを提供するため、温度管理と時間配分に注意しました。

ワン・インリン


私は台湾出身のワン・インリンです。台湾では多くの先輩たちが大会に参加できなかったため、WWOCの予選で準優勝できたことを光栄に思います。韓国のコーヒーロースティング交流大会に台湾代表として参加できることを嬉しく思っています。

⚪︎予選の感想
韓国でのフレンドリーなロースティング大会に招待していただきありがとうございました。この大会はとても楽しく、韓国の皆さんと交流し、お互いの技術を学ぶ貴重な機会になると嬉しいです。

日本予選ファイナリスト

⚪︎焙煎の意図
酸味を抑える焙煎や、特定の酸味を強調する焙煎を行い、豆本来の特徴を最大限に引き出しました。焙煎中の温度管理を細かく調整し、バランスの取れた味わいを目指しました。

チャン・イエン


こんにちは、チャン・イエンです。Gaze Cafeから来ました。コーヒー業界で10年以上の経験を持ち、コーヒーは単なる飲み物ではなくアートでありライフスタイルだと信じています。決勝で自分を超えて、新たな挑戦に立ち向かい、皆さんに驚きと感動を届けたいと思います!。

⚪︎予選の感想
大会に参加できてとても嬉しく思います。焙煎に情熱を持つ素晴らしい仲間たちと切磋琢磨し、貴重な経験を積むことができました。主催者の方々に感謝し、この大会を通じて自分のスキルや視野を広げ、さらに成長できることを実感しました。

日本予選ファイナリスト

⚪︎焙煎の意図
予選では、フルーティーな酸味と花の香りを引き出し、バランスの取れた味わいを目指して焙煎しました。技術を活かし、最高のコーヒーに仕上がるように努めました。

リュー・ユウシン


こんにちは、台湾から来ましたリュー・ユウシンです。NineSky Café、Irizhi Coffee、Lihau Coffeeの創業者兼焙煎士です。コーヒーに対する情熱があり、コーヒー焙煎大会に参加することで成長し、新しい焙煎技術を学び、インスピレーションを得ています。

⚪︎予選の感想
大会に参加できて嬉しく思います。焙煎に情熱を持つ仲間たちと切磋琢磨し、貴重な経験を得ました。WWOCが世界中の焙煎士を集め、素晴らしい大会と交流イベントを開催してくれたことに感謝しています。

日本予選ファイナリスト

⚪︎焙煎の意図
焙煎前には、コーヒー豆の産地や品種特性、湿度、密度を理解することが重要です。この情報を元に初期の焙煎計画を立て、カッピングで調整を加え、最適な焙煎カーブを作り上げました。

ジェームズ・ワン


台湾で保管関連の会社に勤務しているジェームズ・ワンです。コーヒー焙煎は最初は趣味で始めましたが、現在はパートタイムでビジネスにしています。2016年に台湾で初めて競技に参加し、その後も技術向上を目指して多くの大会に出場しています。

⚪︎大会の感想
大会に参加できて光栄です。WWOCが世界中の焙煎士を集め、コーヒー技術向上のための交流を促進してくれていることに感謝しています。皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

日本予選ファイナリスト

⚪︎焙煎の意図
予選では、コーヒー豆の産地や背景を考慮し、それに基づいて焙煎プランを立てました。豆本来の素晴らしい風味を引き出すことを目指して、焙煎しました。

HONG KONG(予選終了後に掲載します)