希少なビレッジロット PNGマッドマンコーヒーの味わいは?

こんにちは! 品質管理担当の中西です。
パプアニューギニアで育った希少なビレッジロット「マッドマン」の取り扱いがスタートしました。この記事では、その味わいや特徴、例年取り扱っているコルブラン農園との焙煎度別の比較、おすすめの飲み方をご紹介したいと思います。

マッドマンとコルブランを、浅煎りと深煎りの焙煎度で比較しました。

焙煎度:浅煎りでの比較

⚫️コルブラン農園

フレッシュな酸味が楽しめるスペシャルティコーヒー
口に含んだ瞬間から弾ける、ジューシーな柑橘系の酸が印象的。強度の高い酸味がありながらも甘さをともなっていて、厚みのある口当たりと最後まで続くクリーンカップは精選のきれいさを感じさせます。派手で鮮やかな味わいは、浅煎り好きの方へのとっておきの一杯になるでしょう。

⚫️マッドマンコーヒー

飽きのこない日常的なスペシャルティコーヒー
明るくも柔らかい酸味とほのかな華やかさがあり、クリーンで軽やかな口当たりが心地よいです。際立った特徴的なフレーバーがあるわけではありませんが、味わいが落ち着いている分、毎日飲んでも飽きのこない味わいです。シングルで飲むときは、浅煎り~中煎りの焙煎度がおすすめ。柔らかい酸味、甘味、口当たりがバランスよく感じられます。

焙煎度:深煎りでの比較

⚫️コルブラン農園

深煎りも楽しめるオールラウンダー
コーヒーの強い酸味は深煎りにしていくと甘味に変化し、複雑で奥行きのある味わいになります。深煎りにしても味わいが抜けず、しっかりとした甘さ、苦味とほどよいボディ感、すっきりとした後口が特徴です。

⚫️マッドマンコーヒー

深煎りはブレンドに◎ 色々な組み合わせで活躍します。
2ハゼ以降、深く焙煎しすぎると苦味が先行するため、深煎りにする場合は2ハゼが本格的に鳴り始めたあたりまでの焙煎度に留めておくといいでしょう。深煎りにすると酸味が残らないため、複雑さこそありませんが、ダークチョコレートを思わせる、甘さをともなったほろ苦さと穏やかな飲み口。寒い時期に飲みたくなるようなほっとする味わいです。シンプルなフレーバーだからこそ他の豆と合わせたときに調和がとれるので、ブレンドに使用するなら深めの焙煎度がおすすめです。

PNGマッドマンコーヒーの味わいは?

今回はPNGマッドマンコーヒーについて、コルブラン農園と焙煎度別に味わいを比較しながらご紹介しました。

おすすめの焙煎度
シングルでは浅煎り~中煎り
ブレンドでは中煎り〜深煎り

浅煎りでは、柔らかい酸味と甘味があり、軽やかでマイルドなボディ感、飲み疲れしない穏やかな味わいが感じられました。

深煎りではシンプルな味わい。さまざまな豆と調和がとれるので汎用性が高く、浅煎り~中煎りの豆とアフターミックスして味わいに幅を持たせるのがおすすめです。

実際にエチオピア ウォッシュの中煎りとマッドマンの深煎りを1:1でアフターミックスしてみましたが、エチオピアの華やかさとマッドマンのマイルドで穏やかな苦味がマッチしていました。
また、苦味が先行しやすいため、焙煎度を深くしすぎないことがポイントです。


マッドマンという商品名の由来となったパプアニューギニアに伝わる伝説、産地の環境、農園ではたらく人たちのことなどをつづった記事も公開しています。よりマッドマンコーヒーに愛着を持っていただけると思いますので、あわせてお読みくださいね。
それでは、また。